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農地価格シミュレーター

青森県で農地を相続した方へ

青森県で農地を相続したときに必要な届出・手続きと、 相続後の選択肢を2026年最新の情報でまとめました。

青森県の農地相続の現状

青森県はりんご生産日本一を誇る農業県で、津軽平野を中心に水田地帯が広がります。農地の相続による非農家への移転が増加傾向にあります。

りんご園(果樹園)は畑として扱われますが、樹園地としての評価は通常の畑より高くなる場合があります。冬季の積雪が多い地域では、農地の利用制約から売却を検討する相続人が多い傾向です。

農地を相続した場合、農業を続けるかどうかにかかわらず、 法律で定められた届出・手続きを期限内に行う必要があります。 届出を怠ると過料(罰金)の対象となるため、以下の手続きを確認しましょう。

まずやるべき3つの届出

農地を相続したら、以下の3つの手続きを期限内に行ってください。

1

農業委員会への届出(相続から10ヶ月以内)

農地法第3条の3に基づき、農地を相続で取得した場合は、 農地のある市区町村の農業委員会に届出が必要です。 届出を怠ると10万円以下の過料が課される場合があります。

青森県 農業委員会」で検索して連絡先を確認してください。 届出書の様式は農業委員会の窓口またはウェブサイトで入手できます。

2

相続登記(相続から3年以内)

2024年4月から相続登記が義務化されました。 相続で農地を取得したことを知った日から3年以内に、 法務局で所有権移転登記を行う必要があります。 正当な理由なく期限を過ぎると10万円以下の過料の対象となります。

3

相続税の申告(相続から10ヶ月以内)

相続財産の総額が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合、 相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内に税務署へ相続税の申告が必要です。 農地の評価額は路線価方式または倍率方式で算出されます。

青森県の農地の売却価格目安

相続した農地を売却する場合の参考価格です。

地目青森県全国平均差額
田(10aあたり)43万円73万円-30万円
畑(10aあたり)25万円50万円-25万円

※ 純農地(中田・中畑)の価格です。市街化区域内の農地はこの1.5〜3倍程度になる場合があります。

相続後の4つの選択肢

青森県で農地を相続した後、主に以下の4つの選択肢があります。

1. 自分で耕作する

農業を継続する場合、届出以外の特別な手続きは不要です。 相続税の納税猶予制度を利用している場合は、耕作を続けることが猶予の条件となります。

2. 貸し出す(農地バンク等)

自分で耕作しない場合、農地中間管理機構(農地バンク)を通じて 担い手農家に貸し出すことができます。 賃料収入を得ながら農地を維持できる方法です。青森県の農地バンクは青森県農地中間管理機構が運営しています。

3. 売却する

農地のまま売却する場合は、農業委員会の許可(農地法第3条許可)が必要です。 買い手は原則として農業従事者に限られます。青森県の農地売却価格は田が10aあたり43万円、 畑が25万円が目安です。

農地売却の流れを詳しく見る →

4. 転用して活用する

農地転用の許可を得て、駐車場・太陽光発電・住宅用地などに活用する方法です。 転用後は農地以外の用途で売却することも可能になり、 売却価格が大幅に上がるケースもあります。

青森県の農地転用ガイドを見る →

青森県の農地転用について

市街化区域は主に青森市・八戸市・弘前市周辺に限られます。それ以外の地域では農地転用許可が必要で、農業振興地域の指定を受けている農地も多くあります。

相続した農地を転用するには、まず相続登記を完了させた上で、 農業委員会を通じて転用の届出または許可申請を行います。 市街化区域内の農地は届出のみで転用可能ですが、 それ以外の区域では都道府県知事等の許可が必要です。

相続税の納税猶予に注意

農地の相続税には「納税猶予制度」があり、 農業を継続することを条件に相続税の納付が猶予されます。 しかし、以下の場合に猶予が取り消され、 猶予されていた相続税に加えて利子税の支払いが必要になります。

  • 農地を売却した場合
  • 農地を転用した場合
  • 農業経営を廃止した場合
  • 農地を貸し付けた場合(一部例外あり)

納税猶予を受けている農地の売却・転用を検討する場合は、 事前に税理士に相談して猶予取消時の税負担を確認してください。

青森県の農地を相続された方へ

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※ 本記事は農地に関する制度・手続きについての一般的な情報提供を目的としたものであり、 法律相談、税務相談、行政書士業務に該当するものではありません。 記事の内容は執筆時点の法令に基づいていますが、法改正等により変更されている場合があります。 具体的な手続きや個別の事案については、行政書士・税理士・弁護士等の専門家にご相談ください。